Today's Lineup
北鎌倉駅→
円覚寺→明月院→建長寺→
円応寺→鶴岡八幡宮→寿福寺→
鎌倉駅→
→
長谷寺→大仏→
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江ノ島→
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満福寺→
→
極楽寺→
鎌倉駅
江ノ電の鎌倉駅に来た。
一日乗車券“のりおりくん"なんてものがあるみたいなので、これにしてみる。
明治からの歴史があるという、この江ノ電も鎌倉の象徴的な存在だ。
路面電車のようなローカル線のような、そんな光景が人気を集めている。
改札をくぐると江ノ電ショップなんてものもある。
長谷寺と鎌倉大仏がある長谷駅で下車。
通りでは、鎌倉の景観を支えているらしき建築物も見かける。
(左)昭和15年製の鎌倉彫工房兼住宅で鎌倉市景観重要建築物指定13号らしい。
(右)同指定19号の旅館対僊閣。昭和2年の和風旅館らしい。
長谷寺に到着した。
松が被って見える山門には名刹らしい趣と雰囲気を感じる。
境内に入ると伽藍は高台に・・・と、言うほどでもないのだが、また、階段か・・・
長谷寺は、創建が奈良時代と伝わる古刹で、藤原不比等の次男藤原房前により建立されたとされる。
室町期の足利尊氏や足利義満、戦国時代の後北条氏、そして江戸期には徳川と時代の権力者からのお墨付きを得ていたという。
鎌倉は、由緒も権威もある寺だらけなのだが、ここもそういった有力寺院の一つだということだ。
(左)高台の上にある観音堂。長谷観音の名の由来になってる十一面観音菩薩があるところ。
(右)大黒堂・宝物館。大黒天は弘法大師の作と伝わるものらしい。
(左)阿弥陀堂。阿弥陀如来坐像には源頼朝が厄除けのために建立したという伝説がある。
(右)経蔵(輪蔵)。回転可能の書架で経典が入っていたものだとか。実際に手で押して回すことができる。
見晴台から相模湾の眺望。材木座海岸、由比ヶ浜、逗子、葉山、三浦半島と言った方面の風景。
高台を下りて弘法大師参籠の伝説があるという弁天窟なる穴に入ってみる。
長谷寺をあとにして、鎌倉大仏へと向かう。
大仏のある高徳院が近づくと、参道らしい土産物屋のある風景が広がる。
鎌倉大仏はあまりにも有名だが、高徳院は知らない。
それもそのはずで、いつ誰が建てたのかも定かでないらしのだ。
そういう意味では、意外にも大仏にしてからが、誰がなんのために作ったのか、意図不明らしい。
元々は、大仏殿がちゃんとあったようだが、室町時代の津波で野ざらしになったのだとか。
存在感充分だと思うのだが、昔の権力者のお眼鏡に適う事がなかったのだろうか?
18世紀初頭に移築されたらしい仁王門をくぐると、境内は、ほんとに大仏しかないイメージそのまま。
お馴染みの建造物がいっさいなく、寺としての体裁が感じられない。
(左)約11メートル、211トン。阿弥陀如来であるらしい国宝鎌倉大仏の雄姿。
(右)20円払って入る大仏の内部。別段なんとも言いようがない。
長谷駅まで戻り、再び江ノ電へと乗り込む。
次は、これまた定番中の定番、江ノ島に向かう。